実装について・・・

実装に先立ち、単体での動作確認を十分しておこう。 光センサー回りは今回手作りとしたため、きちんと 16段階までカウントが進むかどうか、途中で乱れたりしないか確認しておかないと、実装後の対策は大変だ。
アクセルペダルの支柱から光センサーに回転を伝えるためにちょっとした仕組みが必要だが、 今回は市販のつまみを分解して金属製の軸受け部分だけを取り出した。 穴を約 9mmに拡げたあと、 直交して寸切りネジを差し込めるよう加工を施す。 寸切りネジは真鍮製の 20〜30cm程度のものが手に入るようだが、実際に使用するのは約 10cmで十分だ。 これをガスコンロで熱し、 赤くなったところをペンチ2本で直角に曲げて水に浸けて冷却だ。 あとは脱落防止用のナットをセットし、適当なピンを使ってスリット板につないでやる。

アクセルペダル回り 拡大図(左側から見る) 拡大図(右側から見る)

光センサー回りの図面も掲載したかったのだが、残念ながら手元に残っていない。 申し訳ないが、 写真とコメントを参考にして欲しい。

エアコンのスイッチはコンソールの中にあるが、今回はこれの配線を途中でつなぎ変えないといけないので、 事前に取り外し方法やコネクタの形状を調べておこう。 私の場合は 2.5mmピッチのピン式端子で、 ロックを外せばそのままスイッチの後部が取り外せる構造だったので、 通常の基板用EIコネクタ (4P)を利用して中継用のアダプタを作成した。 端子は4本だが、コモン端子と 弱冷、通常の2ポジション=3本の端子しか使用されていない。 このあたりは年式やモデルによって 異なる可能性があるので十分確認しておくことが必要だ。
右図に電源、エアコンスイッチ、光センサー回りの接続をまとめておいたので参照して欲しい。

コンソールの中の配線をいじるのは結構手間がかかる。 エアコンのスイッチにたどり着くためには、 パネルを手で抜き取ったあと留めてあるネジを外すのはもちろん、オーディオセットまで取り外さないと スイッチの裏側を見ることはできなかった。 いやはや・・・・

電源ラインは、シガープラグの後ろをたどれば取り出せる。 カー用品店などで売られている圧着型の 分岐コネクタを使用し、チューブラ型のヒューズフォルダ(1A程度のヒューズをセット)を経由して配線する。

全ての実装が完了したら、キーをACCに回してアクセルを踏み込んでみよう。 寸切りネジのセッティングを 調整してフルスケール位置の校正をすればOKだ。
これで一応使えるようになったはずであるが、遅延タイマーの動作時間は調整できるようになっているので、 お好みに合わない場合は調整しておこう。


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さて、効果のほどは・・・?!