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台所用TVの製作 | ||
■ はじめに (というか、きっかけですな)・・・ | ||
ある日、そのショップで見付けた IBM ThinkPadシリーズの解体品。 ノートPCの上蓋部分のみが、1,000円 (だったと思う)で売られていたのを発見した。 XGAのパネルが付いていたら PC用のモニタに加工しようと考えていたのだが、 持ち帰って分解したところヒロセのDF9-41Pinコネクタが付いている。 調べてみると、やはりSVGAだった・・・ ということで、手持ちの A-100Kなどと接続して動作確認したところでしまい込んでいたという状況だ。 時は過ぎて2007年、嫁さんが台所で使っているTVの調子が悪い・・・ と、頻繁に訴える (^^; ちなみに、これも私の手作り品で、確か1996年頃の作品だ。 当時、大阪日本橋の“デジット”で仕入れた 4インチパチンコ液晶(コンポジットビデオが入力できるスグレモノ)と、PC-Engine GT用のチューナーを組み合わせて でっち上げた“台所用TV”なのだが、いやはや、もう10年選手なんだなぁ・・・ と。 |
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てな訳で、余剰在庫の液晶自作キットAシリーズと、東京出張の際に買い込んだ特売品のTVチューナーユニット、例の“ジャンク市”
で仕入れたパネルを使って、台所用TVを新調することにした。 これで少し嫁さんの機嫌を取っておくことにしよう。
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■ 液晶自作キットをTV専用機として使う上で考えておきたいこと・・・ |
すでに液晶自作キットを使っておられる方ならおわかりのことと思うが、基本設計がチップメーカーのリファレンス
デザインそのままのため、操作性など、結構な「クセ」を持っている部分が多い。 最近の C、Dシリーズでは
改良されている部分もあるが、Aシリーズをそのまま使ってTV専用機を作ると、きっとユーザー泣かせな仕様に
なること間違いなしである。
思い付くところを列挙してみよう。
あまり考えすぎると体に良くないかも知れないが、今回は「電気に疎い」うちの嫁さんに使わせるための「台所用TV」 である。 一応このあたりのことはきちんと解決する方向で考えておきたいと思う。 ちなみに、Aシリーズに限らず、液晶自作キットを使って“TVを映す”までの過程は“すこぶる簡単”である。 それを どうやって“体裁良く組み上げるか” “使いやすくまとめるか”に手間がかかる。 いわば、こだわりの見せ所かな。 変に こだわると泥沼にはまる可能性も高い (^^; 今回は、わざわざAシリーズを使って必要以上にこだわった結果(?!) をご紹介したいと思う。 標準的パターン (製作者=使用者)では、過剰な仕様であるのは十分に承知しているつもりだ。 |
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■ 製作する“台所用TV”の仕様・・・ |
前述の「クセ」を解消するため、盛り込みたい仕様を並べてみよう。
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■ 製作過程・・・ |
使用する部材は“液晶自作キット”なので、基本的にはユニット間を結線し、ケースに入れれば完成である。
このあたりはひとまずさらっと流し、独自製作した“ユニット”を別項目にまとめて解説したいと思う。
とりあえず、こんな感じで・・・ |
* お し な が き * | |
買ってきた“パネル付きユニット”を解体する | |
まずは分解 〜 各部の構造調査および改造方法の検討 | (2007/05/27) |
リモコンインターフェースの活用 | |
純正リモコンを購入せずにそれなりの操作性を実現するには | (2007/06/10) |
電源制御回路の作成 | |
それなりの ON/OFFシーケンスを実現するための制御回路 | (2007/07/01) |
ユニット間を結線し、組み立てる | |
付加機能ブロックを結合してカタチにする | (2007/07/22) |
選局方法のポイント、完成 | |
自由にならないチャンネル設定を少しでも使いやすく | (2007/08/05) |
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2007/05/27 Yutaka Kyotani (暫定公開)
2007/06/10 Yutaka Kyotani (リモコンインターフェースの活用 〜 追記) 2007/07/01 Yutaka Kyotani (電源制御回路の作成 〜 追記) 2007/07/22 Yutaka Kyotani (ユニット間を結線し、組み立てる 〜 追記) 2007/08/05 Yutaka Kyotani (選局方法のポイント、完成 〜 追記 〜 正式公開) | ||||
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