ジャンク液晶モニタ復活事例 F15T51編 (Menu Page)

 ジャンク液晶モニタ復活事例 F15T51編


■ 比較的敬遠されがちな専用モニタ・・・


あれは 2005/06/26 日曜日のことである。 家電量販店系列の PCショップで ジャンク市 が催されるとの情報が入ったので、出向いてみた。
本来、このテの催しは土曜日の朝に行くべきなのだろうが、あいにくと用事があったため、出遅れて日曜の夕方になってしまった。 ま、お目当ては PC本体やパーツではなく、パネル取り液晶モニタやノートPCで状態の良いものがあれば・・・ と考えていたのだが、幸いまだタマは残っていた (^^)
ノートPCはさすがに全滅に近い状態だったが、メーカー製デスクトップPCの専用モニタがまだ数多く残っており、値段の方も 1,980円〜 とリーズナブルな設定だった。 一部汎用のアナログ RGB接続のモニタも置かれていたが、こちらは値段が 3,000円とか、3,980円とか、 パネル取りにと考えると少々割高感がある(それでも安いのだが)。
とりあえず、その中で比較的美味しそうに感じた 15インチの NEC製専用モニタを一台 Get! と相成った次第だ。

早速レジで 代金 1,980円也 を払い、店員にそれとなく探りを入れてみる。
このテのジャンク品の場合、動作確認はできないのが普通なのでこれ以上の詳細事項は知る由もないが、「敢えて故障したものを 出している訳ではありません」とのことなので、ハズレに当たらないことを祈りながら持ち帰ることにした。

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■ 持ち帰ったモニタを早速チェック・・・


いやはや・・・ 結構重量級のモニタだったりする (^^;
以前にも電車でこのテのモニタを持ち帰ったことはあるが、今回がいちばん手が疲れたかも。
ということで、早速持ち帰ったモニタの梱包を解いて観察ぅ。


▲ 持ち帰って梱包を解いたところ
▲ 貼り付けてある管理ラベル


銘板は、何とスタンドの底面に貼り付けてあった。
定格電圧 AC100Vと書いてあるが、どこにも ACインレットらしきものは付いていない。 このテのモニタは PC本体から電源をもらうのが一般的なようなので、DC12Vなどと実電圧を書くべきだと思うのだが・・・


▲ 銘板はスタンドの底面に
▲ PC側信号コネクタ


PC側の信号コネクタは、右上の写真の通り。 一昔前の PC9801/9821用 SCSIコネクタを小さくしたような感じだ。 両サイドに 太いピンがあり、14Pin×2列+太いピン2本 → 30Pinとなる。

色々とリサーチしてみると、この F15T51というモニタは元々同社VALUESTAR C VC866J/6FDなどの付属品だったようである。 本体のスペックとしては、 PEN3 866MHzで OSは WinME、それにOffice2000 といったところ。 発売されたのは 2001年らしい。
また、玄人○向からこれらの専用モニタに対応する DVI端子用変換ボックス のようなものが 出ているとの情報も得られている。
つまり、比較的簡単な変換で DVI端子に接続できる汎用のディジタルディスプレイとして使えるかも という予感である。 いちばん簡単な確認方法は、この変換BOXを購入すること・・・ なのだが、いかんせん 結構いいお値段だったりする (^^; モニタ購入価格の何倍も投資するのはナンセンスな上、このモニタが活きているという保証もないので、 今回はとりあえずこんな感じですすめてみようと思う。

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* お し な が き *
 
F15T51を分解する
 まずは分解 〜 各部の構造および液晶パネルの情報を調査する(2005/09/20)
液晶自作キットとの接続実験
 摘出したパネルを自作キットと接続し、パネルの生死と自作キット適合確認 (2005/10/02)
DVI端子付きモニタへの改造
 調査完了したモニタを改造し、DVI端子付きケーブルを取り付ける(2005/10/26)




ご注意!

このページの記載内容について、液晶モニタおよび関連部材の製造メーカーや、販売店への問い合わせは絶対にされませんよう、お願い致します。
各レポートは、私自身が行った実験の結果に基づくものですが、製品の個体差や使用環境などの要因により 所定の結果が得られない場合も考えられます。
液晶モニタのバックライトには一般に冷陰極管などのいわゆる「蛍光管」が使用され、数百ボルトの電圧がかかっています。 点灯する瞬間や 無負荷状態のインバータ出力は千ボルト以上の高電圧になることがあり、これらの部分に触れると 感電により人命に関わる可能性もあることをご承知おき下さい。
液晶パネル及びバックライトの蛍光管はガラス部分が多く露出しており、万一破損させると怪我を負うおそれがあります。 また、液晶パネル内部に封入されている薬品は有害です。
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2005/09/20 Yutaka Kyotani (暫定公開)
2005/10/02 Yutaka Kyotani (液晶自作キットとの接続実験追記)
2005/10/26 Yutaka Kyotani (DVI端子付きモニタへの改造追記・正式公開)

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