(*^-^)ジャンク>東芝社6インチTFT液晶[TFD60W20MS]応用の巻 (1 / 2) | ||||||
TFD60W20MSの応用をまぢめに検討・・・ | ||||||
■ 例によって aitendo's電子工房の特売品を購入したのだが・・・ | ||||||
結果を先に出してしまうと、問題なくRGBモニタとして応用可能 なのだが、このモニタが要求する 信号が 一般常識からすると変な構成 になっているため、応用は比較的手がかかる部類に入る。 ではでは、早速本題に入ることにしよう・・・ このユニットを購入した際、24Pinのフィルムケーブル (おそらく元のユニットで使われていたものか)が付属してきたが、 このままでは取り回しが良くないので、まずはユニットを分解し、必要な信号線のみを引き出すことが可能か と、内部構造の調査 なども行っておきたいと思う。 |
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左上は、ユニットを裏側から見たもの。 そして、フタを開けて配線したのが右上。
フィルムケーブルの相手側は RGBコンバータ V1.2などにも装着されているのだが、残念ながらコネクタの配列が異なるので 無理に使おうとするのは得策ではない。 幸い、検査治具のプローブを当てるためのランドやテストポイント、チップ部品の 端子など、リード線が引き出せそうなポイントもあったため、解析も兼ねてコネクタに出ている信号線を追いかけて個別に引き出してみた。 回路も比較的ブロックごとにまとめて配置されているようなので、重要なところとそうでないところ を考慮しつつ見ていきたいと思う。 |
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■ 回路調査&応用準備などなど・・・ |
素性の判らないユニットを応用する場合、事前に全ての回路を調べて回路図を起こしておくことが望ましいのだが、調査にかけることの
できる時間は限られているので、あまり重要でない箇所があるのなら、極力省いて行く方が効率が良い。
とりあえず、今回はこんな感じで・・・
今回は、バックライトインバータの回路も回路図に含めてある。 車載対応にするかどうかは、まだ考えていないが・・・ |
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回路を調べた際の感触だが、どうやらアミューズメント用(パチンコ用)として作られたユニットと思われ、画像コントローラーなどから出力される
RGB信号の表示に特化しているような印象を受ける。
5〜6インチの小型液晶パネルは、TFT専用アナログRGB信号 を要求するものがほとんどのため、 このユニットでも ガンマ処理 や 極性反転 などを行うための 専用 IC NJW1300Aが使用されている。 この NJW1300Aは RGB二系統の入力と、NTSCまたは PALのコンポジット映像信号の復調、 同期分離 (32fHセラロック使用の VCOとカウントダウン回路による高安定型)などの機能を持っている。 しかし、ざっと調べた限りでは RGB映像信号のみ が処理対象となっているようで、コンポジットビデオ関連の回路は使われておらず、 部品も搭載されていない。 また、同期処理関連回路も、分離された同期信号はこの IC内部で使われているのみで、外部の回路には 接続されていない状態だ。 その他特徴的なパーツとしては、パネルへと接続されるコネクタ 2つに囲まれた空間に、東芝らしからぬロゴの入った IC NMP45と、 直近には コアが調整できる構造のコイル L001が実装されている。 そのそばにある D001は、 多分 バリキャップ なんだろうな・・・ という雰囲気。 同期信号などを元に パネルを動作させるためのクロックを作ったり、走査タイミングを司る回路に間違いないだろう。 これは余談だが、過去に分解経験がある同社のパネル TFD40W11-Bでは、パネルのフレーム枠部分に似たような回路が作り込まれているのを 見た記憶がある。 |
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回路の調査結果を元に、引き出した信号線ごとにコメントを記しておこう。
それと、コネクタ CN1との対応もね。
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2009/03/29 Yutaka Kyotani (暫定公開)
2009/04/05 Yutaka Kyotani (追記) 2009/04/12 Yutaka Kyotani (追記・正式公開) | ||||||
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